2017.03.24.
低コストで水素を作る触媒を開発

橋本秀樹教授

橋本秀樹教授

 橋本秀樹・理工学部教授と富士化学工業株式会社は共同で、光エネルギーと鉄、炭素、酸素からできる新しい触媒(Fe-GO)を使って、水から水素を発生させるシステムを開発しました。この研究により、従来のように貴金属の白金など高価な素材を使用しなくても、低コストで同じ水素を生み出すことがでるようになりました。
 水素は次世代エネルギーとして注目されているエネルギーのひとつ。今回の開発で燃料電池車や家庭用燃料電池に使用できるようになり、橋本教授は「我々の開発した触媒で水を分解して水素発生を行うことができれば、化石燃料に依存しない社会を構築することが可能となり、エネルギー・環境問題の解決に大きく貢献することが期待できます」と話しました。