2017.03.02.
熊本地震の被災地でボランティア 4回目も仮設住宅で活動

益城町を中心に活動

 関西学院大学の学生が2月24日から28日まで、熊本地震の被災地でボランティア活動を行いました。参加したのは有志学生23人と教職員2人。関西学院大学ヒューマン・サービス支援室が実施しているもので、2016年7、8、11月に続き、4回目です。
 期間中は、被害の大きかった益城町の3つの仮設住宅で活動。学生らは、子どもたちの遊び場を作ったり、茶話会やカラオケ大会などのゲームを開いたりしたほか、ハンドアロマの提供、折り紙など手芸を通じた交流などに取り組み、現地の郷土料理である「だご汁」を作って配りました。活動を通じて、被災者の方に寄り添うため、世間話をしたり、不安や悩みを聞いたりと、積極的に交流も深めました。

 また今回初めて、益城町社会福祉協議会を訪問。学生らは復興の現状などを学び、その後、町の様子を見て歩きました。最後に地域住民に対して、「町内で気になったこととその理由」「ボランティアに参加していない関学生に伝えたいこと」などを発表しました。
 活動を通じて学生は「事前勉強を行ったけど、まったく足りない。もっと被災地のことを知らなければいけない」「初めて経験したことや学んだことがたくさんあった。身近な人に経験したことをしっかり伝えたい」などと振り返りました。