2017.01.13.
阪神・淡路大震災記念チャペルで鎮魂の祈り

司式を務める打樋啓史・社会学部教授

司式を務める打樋啓史・社会学部教授

 関西学院大学は西宮上ケ原キャンパス・ランバス記念礼拝堂で1月11日、阪神・淡路大震災記念合同チャペルを開催しました。会場には、学生・教職員約150人が集まり、追悼の祈りを捧げました。
 関西学院大学では、阪神・淡路大震災で、学生15人、教職員ら8人が尊い命を失いました。震災の悲劇と教訓を忘れないように、このチャペルを1996年から毎年開催しています。
 司式を務めた打樋啓史・社会学部教授は自身が被災し、避難所で炊き出しを続けた体験を語り、「人間は弱い存在だが無力ではない。苦しい状況を共有し、寄り添い、互いに支え合うことができる」と訴え「若い学生の皆さんは何もできないと感じることもあるかもしれないが、『1人ではない』と伝えられる。1人1人が誰かのために何かをできる人間であることを覚えていてほしい」とメッセージを送りました。

ハンドベルに合わせて黙とうする

ハンドベルに合わせて黙とうする

 その後、阪神・淡路大震災で亡くなった学生を覚えて、ハンドベルクワイアの学生が15回ベルを鳴らし、全員で黙祷を捧げました。