2016.08.23.
成長するASEANを学ぶ「ASEANプロジェクト」開講

  ASEAN(東南アジア諸国連合)各国の経済や社会を学ぶ集中セミナー「ASEANプロジェクト プログラムA」が8月3日~9日、西宮上ケ原キャンパスで開催されました。関西学院大学の学生のほか、大阪大学、インドネシア、マレーシアの学生に高校生も加わり、46人が参加しました。
 関西学院大学と提携しているASEANの4大学(マレーシアのマラヤ大学、インドネシアのパジャジャラン大学、タイのアサンプション大学、ベトナムのベトナム商業大学)や在阪ASEAN各国総領事館から講師をお招きし、各国の実情をさまざまな角度から学びました。講義はすべて英語で行われ、最終日には学生たちが各グループに分かれて「ASEANと日本のコラボレーション」というメインテーマに基づき、それぞれのグループがトピックを選び英語で発表を行いました。

 「Connecting ASEAN and Japan through the app」と題して、ASEAN諸国で働きたいという日本人と多様な人材を求めるASEAN諸国の企業をマッチングするアプリの開発を提案したグループは、「このアプリを通して互いの国を行き来する人々が増えれば、相互理解につながる」と訴えました。他には日本と東南アジアの麺料理についてユニークな研究発表を行ったグループ、介護の現場で働いてもらう東南アジアからの移民を積極的な受け入れを目指すことを様々なデータを提示して発表したグループなど、ゲストコメンテーターから素晴らしい評価を得た発表がありました。
 8月31日からは2週間、学生がASEANN4カ国を訪問し、大学との交流や現地企業・工場見学などをする「ASEANプロジェクト プログラムB」が始まります。このASEANプロジェクトの両プログラムに参加した学生が将来ASEAN諸国との懸け橋になる人材になることが期待されます。