2016.07.13.
教育学部生の通学ボランティアに小学生が感謝の会を開催

児童からメッセージカードを受け取る青木さん

児童からメッセージカードを受け取る青木さん

 教育学部生が毎朝、西宮市立上ヶ原小学校の子どもたちのために行っている登校時の安全確保と見送りのボランティアに対して、上ヶ原小学校の児童らによる感謝の会が7月13日、西宮聖和キャンパスで開かれました。
 感謝の会で児童の代表が「いつも私たちの安全を守ってくれて、また一緒に遊んでくれてありがとうございます。夏休み明けからも元気に挨拶します」などと感謝を伝え、お礼のセッメージカードを学生らに渡しました。
 同ボランティア活動に参加している学生を代表して青木大典さん(教育学部4年生)は児童に「小学生のみなさんは、これから楽しい夏休みですね。宿題をしっかりしながら、思いっきり遊んでください。9月の新学期にまた元気な姿を見ることを楽しみにしています」と語りかけ、「参加学生はみんな子どもが大好きです。この活動を通じて、私たちの方が小学生から元気をもらっています。これからも続けていくべきなので、活動の大切さや楽しさを後輩に伝えていきます」と振り返りました。


 同ボランティア活動は2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた教育学部の藤木大三教授が、聖和大学(当時、09年に関西学院と合併)教育学部の学生たちに呼びかけ、事件からちょうど1ヶ月経った7月8日から、新たに入学してきた学生に受け継がれ、関西学院大学教育学部となってからも途切れず15年以上続いているものです。現在は藤木教授や学生たちの熱心な活動を見た地域の老人会の皆さまやボランティアの皆さまも共に活動に参加いただき、地域社会活動へと拡がりも見せ、世代を超えた交流も生まれています。