2015.03.09.
文科省の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に関学大から4人合格

文部科学省で開催された壮行会の様子

文部科学省で開催された壮行会の様子

 文部科学省が実施している官民協働海外留学支援制度「官民協働海外支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の第2期生に関学大から橋本小夏さん(文学部2年生)、吉田有里さん(国際学部2年生)、西井智則さん(教育学部1年生)、丸岡真子さん(国際学部1年生)の4人が選ばれ、3月1日に派遣学生の壮行会が文部科学省で開催されました。
 
 このプログラムは文部科学省がグローバル人材育成を目的に2014年度から始まり、支援企業・団体からの支援や寄附をもとに、官民が連携して学生の留学を支援するものです。2020年までの7年間で約1万人の高校生、大学生を同プログラムの派遣留学生として海外に送り出す計画で、派遣される学生には奨学金が与えられるほか、事前・事後研修なども実施されます。

  2015年度に派遣される第2期には全国の大学から784人(173校)の応募があり、書面・面接審査を通過した256人(110校)が合格しました。

村田学長(中央)に激励された吉田さん(左端)と橋本さん(右端)

村田学長(中央)に激励された吉田さん(左端)と橋本さん(右端)

 派遣学生のうち、4月からの派遣が決まっている橋本小夏さん(文学部2年生)と吉田有里さん(国際学部2年生)は3月9日に村田・関学大学長のもとを訪問し、派遣が決まったことを報告しました。

 マレーシアのトゥンク・アブドゥル・ラーマン大学(UTAR)で約5か月間にわたって日本文化・日本語紹介などに携わる橋本さんは「将来は国際開発分野で働きたいと思っているので、今回はいろんな経験をしてきたい」、同じく4月からタイで日本の中小企業のサポートや日本文化紹介などに携わる吉田さんは「今回の留学プログラムでは、途上国で何が必要なのか現地の声を聞いてきたいのと、さまざまな価値観を学んできたい。将来は商社などで働きたい。今回の経験を糧に日本の素晴らしい技術を途上国へ橋渡しできるような仕事がしたい」と抱負を語りました。
 
 村田学長からは「国際貢献活動というとボランティア活動などを思い浮かべがちですが、形はさまざまあり、ビジネスを通じて途上国の経済発展を支援するのも大きな支援のひとつ。実際に途上国へ行き、現地で活動することで、さまざまな国際貢献の在り方を学んできてほしい」と激励しました。