2015.03.06.
社会学部の東日本大震災支援ボランティアバスが岩手県へ出発!

ボランティアバスに参加する学生と教員

ボランティアバスに参加する学生と教員

 社会学部の学生が東日本大震災の復興支援を行う「社会学部東日本大震災支援ボランティアバス」が3月6日、西宮上ケ原キャンパスを出発しました。今回で10回目になります。

 ボランティア活動は3日間で、東日本大震災で津波被害に遭い、現在も仮設入居率10%以上の岩手県野田村で行われます。現地では、仮設住宅訪問による入居者の現状確認、ハンドアロマやお茶会によるケア、農作業の手伝いなど、現地のニーズに合わせた支援を行います。今回は新たに、被災後から始められた野田村の「さをり織り」を被災住民に教えてもらいながら、交流・ケアも実施する予定です。

 同ボランティアバス支援は、東日本大震災発生後の2011年から開始。毎年継続的に岩手県野田村に学生を派遣し、これまでのべ211人の学生が参加しました。第1~4回(2011年6月~2012年3月)の派遣では、仮設住宅での被災者ケア、がれき撤去、炊き出しなど現地の不足を補う活動を実施。第5回以降(2012年8月から)は被災者ケアと合わせて、祭りや慰霊祭への参加、三陸鉄道などの地域資源への理解、流しそうめんイベントなど、「被災地」としてではなく「野田村」を活性化するため、学生が主体となって企画・運営を行っています。

 今回で6回目の参加になる成安有希さん(社会学部3年生)は「これまでの活動を通じて、被災地との交流はもちろん、自分の成長につながるたくさんの経験ができました。このボランティアバスは、社会学部の良さの一つですので、たくさんの人に知って欲しいです」と話しました。
 担当教員の関嘉寛教授は学生らに「継続して行っていることで、現地の方々も楽しみに待ってくれています。今回も楽しんでやりましょう」などと話しました。

現地でのボランティアの様子