2015.01.26.
講演会「南極観測隊の日常って…?」を開催

早川由紀子契約助手(右)と越冬隊の服を試着した参加者

早川由紀子契約助手(右)と越冬隊の服を試着した参加者

 南極観測隊の日常の話を聞きたい、もっと多くの人に伝えたいという想いで集まった学生有志の団体「南極知り隊」が1月23日、神戸三田キャンパス・アカデミックコモンズで講演会「南極観測隊の日常って…?」を開催。第54次日本南極地域観測隊越冬隊員として活動した早川由紀子・理工学部化学科契約助手が登壇しました。

 早川さんは越冬隊員として2012年11月末から2014年3月末までの約1年4カ月、南極・昭和基地で活動。大気中の二酸化炭素やメタンの微量成分の観測などを担当しました。
 講演会では南極での観測風景や生活などを動画で紹介したり、数千年から数万年前とされる南極の氷のかけらを水が入ったコップに入れて参加者に配布しました。参加者は氷が溶ける際に出す音に耳を澄ませ、悠久の時に想いを馳せていました。

氷の音を聞く様子

氷の音を聞く様子

 越冬隊の服を試着した男性は「思ったよりも軽くて着心地がよかった。貴重な体験をさせてもらった」と喜んでいました。
 会場には一般市民や学生など約100人が集まり、熱心に聴きいっていました。