2015.01.08.
阪神・淡路大震災記念チャペルで鎮魂の祈り
関西学院大学は西宮上ケ原キャンパス・ランバス記念礼拝堂で1月7日、阪神・淡路大震災記念合同チャペルを開催しました。会場には、学生・教職員約190人が集まり、追悼の祈りを捧げました。
関西学院大学では、阪神・淡路大震災で、学生15人、教職員ら8人が尊い命を失いました。震災の悲劇と教訓を忘れないように、このチャペルを1996年から毎年開催しています。
司式を務めた神田健次・神学部教授は当時の状況を「大学周辺の家屋は約半数が倒壊していました。しかしその4日後にはボランティアセンターが立ち上がり、学生が中心になって近隣で食料・水の調達から、心のケアまで人々のサポート活動を始めていました。まさに“Mastery for Service”を実践していたのです」と振り返り、「震災の犠牲者に追悼の祈りをささげるとともに、私たち一人ひとりの生き方やこれからの社会の在り方をしっかり考え、関西学院のスクールモットーである“Mastery for Service”の意味をもう一度考えていきましょう」とメッセージを送りました。
その後、阪神・淡路大震災で亡くなった学生を覚えて、ハンドベルクワイアの学生が15回ベルを鳴らし、全員で黙祷を捧げました。
1月17日(土)12時からは同礼拝堂で、学外の方も対象に「阪神・淡路大震災20周年記念礼拝」の開催を予定しています。詳細は決まり次第、HPでお知らせいたします。