2014.12.09.
関学初の合同学校説明会を開催!

ルース・M・グルーベル・関西学院長

ルース・M・グルーベル・関西学院長

 関西学院のすべての学校の学校長が一堂に会し、関西学院の教育理念と、幼児教育から中等教育までの各段階の特長を紹介する初めての合同学校説明会『「世界市民」を育成する総合学園 関西学院の人間教育・一貫教育・グローバル教育』を12月6日、西宮上ケ原キャンパス中央講堂(125周年記念講堂)で開催しました。

 まず、ルース・M・グルーベル院長が「関学の創設者ランバス先生は、『世界市民』と呼ばれました。スクールモットー“Mastery for Service”を体現する世界市民を育てたいと願っています。例え海外に行かなくても世界は心の中にあります。あたたかく他者を応援する人を育てたい。Welcome to Kwansei Gakuin !」と挨拶しました。

村田治・関西学院大学長

村田治・関西学院大学長

 続いて、村田治・関西学院大学長が「自分の利益だけでなく世界に貢献する人を育成するのが建学の精神です。21世紀が大航海時代に匹敵する500年に一度の大変革の時代と言われるなか、関学を卒業しても学び続けていく力を身に付けることが大切です。関学ではチャレンジ精神、主体性、多様性への理解を世界レベルで身に付けられる機会を得られます」と話しました。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 前半はパネルディスカッション形式で関西学院の教育理念と特長を紹介。広渡・聖和短期大学長、松浦・関西学院高等部副部長、安田・関西学院中学部長、眞砂・関西学院千里国際高等部・中等部校長、福田・初等部校長、出原・聖和幼稚園長が登壇し、それぞれの学校の特色を説明しました。

後半の様子

後半の様子

 後半は「日本社会とグローバル化」をテーマに、神余・関西学院大学副学長、クラロヴェック・関西学院大阪インターナショナルスクール校長、松浦・関西学院高等部副部長、藤原・関西学院中学部副部長、井藤・関西学院千里国際高等部・中等部教頭、村田・関西学院初等部副校長が登壇しました。

神余隆博・関西学院大学副学長

神余隆博・関西学院大学副学長

 初めに、元外交官で駐ドイツ大使などを歴任してきた神余副学長が、今後の日本が世界の中でどのような立ち位置になっていくのかを分かりやすく説明し、次の世代はグローバル化されている日本が当たり前の姿であること、語学ができるだけではなく日本人の良さを持ちつつ、加えて世界と渡り合うことのできる力を身に付ける必要性を話しました。

松浦・関西学院高等部副部長

松浦・関西学院高等部副部長

 次に、関西学院高等部が文科省の採択プログラム「スーパーグローバルハイスクール」に採択されたことについて松浦・関西学院高等部副部長が解説。全国では56校、私立高校では18校のみの採択事業であり、現在取り組んでいる内容について紹介しました。

クラロヴェック・関西学院大阪インターナショナルスクール校長(右)

クラロヴェック・関西学院大阪インターナショナルスクール校長(右)

 続いて、クラロヴェック・関西学院大阪インターナショナルスクール校長が「国際バカロレア」について説明。大阪インターナショナルスクールは国際バカロレア認定校であり、日本初のIBフルセットである教育プログラムPYP、MYP、DPを提供する日本でも数少ない学校で国際的にも評価が高いことを紹介しました。

井藤・関西学院千里国際高等部・中等部教頭

井藤・関西学院千里国際高等部・中等部教頭

 さらに、井藤・関西学院千里国際高等部・中等部教頭、藤原・関西学院中学部副部長、村田・関西学院初等部副校長もそれぞれのキャンパスで推進されているグローバル化の取り組みについて紹介しました。

田淵・関西学院宗教総主事

田淵・関西学院宗教総主事

 最後は、田淵・関西学院宗教総主事が関西学院のキリスト教主義教育を紹介。讃美歌「きよしこの夜」の日本語の歌詞が関西学院出身の由木康によるものであることを説明し、参加者全員で合唱し、説明会を締めくくりました。