2014.06.23.
人権講演会でUNHCR駐日代表が講演

会場の様子

会場の様子

 関西学院大学は6月18日、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所代表のマイケル・リンデンバウアー氏を迎え、講演会を開催しました。人権問題を考える活動の一環で、テーマは「UNHCRの働きを覚えて~今日の世界におけるその使命と活動の実際~」。

 リンデンバウアー氏はUNHCR職員として30年近くにわたり香港、ミャンマー、アイルランドなど世界各地で任務にあたり、紛争などから人々を保護する活動に携わってきました。講演会では、UNHCRの活動紹介やシリアや南スーダンなど世界でおきている難民問題の現状、また、日本における難民問題について説明。特にシリア危機では約900万人が家を追われ、難民登録を行った人は約270万人を超えている現状や命がけで活動するUNHCRの様子も紹介されました。

 リンデンバウアー氏は「難民問題に関心をもって、世界の出来事に目をむけてほしい」と訴え、会場に集まった約80人の学生・教職員は熱心に話に聞き入りました。