2014.04.28.
ラーニングコモンズ・オープニングセレモニーを開催

 西宮上ケ原キャンパスの共同学習スペース「ラーニングコモンズ」のオープニングセレモニーを4月28日、新校舎のH号館で開催しました。
 セレモニーでは、村田治学長の式辞の後、村田学長、小菅正伸教務機構長、平林孝裕高等教育推進センター長、巳波弘佳アカデミックコモンズ活性化委員会コンビーナによるテープカットが行われました。
 その後、CReatE1(クリエイト1)に移動し、平林高等教育推進センター長が「新しい空間がひらく創造的な学びの将来」をテーマに、ラーニングコモンズのコンセプトや活用方法、関学大の今後の教育環境充実施策を説明しました。

 ラーニングコモンズには、仲間と集まり各自が自由な過ごし方のできる「ラウンジ」、話し合いや打ち合わせなど個人からグループまでの学習のきっかけとなる「CReatE1」、グループでの議論やプレゼン資料の練り上げなどができる学習ルームを完備した「CReatE2」の3つのゾーンを設置。学生は用途や活動に合わせて、段階的に展開する学習スペースやゾーンを活用でき、パソコンやプロジェクタなどの利用も可能です。またラウンジゾーンには、松屋とケンタッキーフライドチキンの飲食店舗も出店しています。
 学生らは「最新の機材が使用できるので、どんどん活用して、やりたいことを実現したいです」などと話しました。

村田治学長メッセージ「新たな学びのかたち」

 本日、この西宮上ケ原キャンパスにもラーニングコモンズCReatEがオープンしたことを心より嬉しく思います。昨年の神戸三田キャンパスのアカデミックコモンズCRESCENTの開設に続き、西宮上ケ原キャンパスでもコモンズ(共同学習空間)がいよいよ本格的に稼働し始めます。
 従来、日本の大学にとって、「知識や技能の伝達」が主な大学教育の目的と考えられてきました。しかしながら、知識や技能だけでなく、知識を実践に移す能力、新しい状況に対応する能力、対人スキル等を身につけないと、卒業後に直面するグローバル化や加速する技術進歩に対応できなくなります。
 いま、大学での学び方が大きく変わろうとしています。知識や技能の修得だけでなく「新しい広い経験」をすることが、大学時代に求められています。海外に出ることも一つでしょう。新しい部活動に挑戦することも良いでしょう。
 もう一つ、仲間と共通のテーマや目的を持って、ともに学び、様々なアイディアを出し合い、新たな価値を創造(create)してくことも、大学でしかできない新しい経験です。ラーニングコモンズCReatEは、異なった学部の仲間がそれぞれの専門知識を活かし新たな価値を生み出す空間を提供してくれます。