2014.03.29.
故 矢内正一名誉中学部長の没後30年の記念礼拝を開催

記念礼拝の様子

記念礼拝の様子

  故矢内正一・関西学院名誉中学部長の没後30年の記念礼拝が3月29日に、西宮上ケ原キャンパス中学部礼拝堂で開催されました。記念礼拝には、矢内先生の授業を受けた中学部1回生から18回生の同窓生を中心に、約300名が参加しました。
 
 矢内正一先生は新制中学部初代部長を18年間、関西学院理事長を5年間務めました。
 イギリスのパブリックスクールに教育の理想を求め、学力のみならずキャンプ、駆け足等によって、身体・精神を鍛える教育を実践しました。「美しく、正しく、強い心の持ち主となれ」というモットーは「矢内イズム」として継承され、中学部の生徒たちに夢と希望を与え、現在の中学部教育の柱となっています。
 
 記念礼拝では安田栄三・中学部部長が「人の痛みがわかる人間になってほしいという矢内先生の教えは今も中学部に息づいています。生徒と一緒に駆け足をしたり、毎日の礼拝を守られたりと、いつも生徒とともにあった先生の姿を私もしっかり受け継いでいきたい」と話し、尾崎八郎・元中学部長は「“Be honest  Be brave  Be good”という矢内先生の言葉や『本気で、勉強しなさい』という教えは多くの卒業生に影響を与えた。矢内先生の教えがきっかけで、探究し続ける精神をもつことができるようになった」などと話しました。