2013.12.03.
法学部が前文化庁長官を招き外交講座「ユネスコ世界遺産一覧表への富士山の登録を巡る交渉」を開催

近藤誠一氏(前文化庁長官/元ユネスコ代表部大使)

近藤誠一氏(前文化庁長官/元ユネスコ代表部大使)

 関西学院大学法学部が12月3日に西宮上ケ原キャンパス図書館ホールで近藤誠一(前文化庁長官/元ユネスコ代表部大使)を招いた外交講座を開催しました。

 近藤氏は、富士山と三保松原の世界遺産登録を実現するため、各国の関係者への説明に奔走したエピソードなどを話しました。さらに「数々の浮世絵にも描かれてきたように、日本人にとって富士山と三保松原は一体として捉えられ、親しまれてきた。今回両方が登録されたことで、日本人の自然観や目に見えないものを大切にする価値観を世界に発信することにも繋がった」などと世界遺産登録を振り返りました。

 講座の最後には、会場からの質問にも応じ、関学生に対して「何事にも勇気と情熱と好奇心を持ってチャレンジし、世界に羽ばたいてほしい」とエールを送りました。