2013.11.22.
世界市民フォーラムin東京「学びの未来を考える~社会を支えるチカラへ~」を実施

基調講演の様子

基調講演の様子

◆世界市民フォーラム「学びの未来を考える~社会を支えるチカラへ~」の採録記事が朝日新聞に東京本社版11月4日朝刊に掲載されました。紙面は、画面下のPDFファイルからご覧ください◆

関西学院創立125周年を記念した世界市民フォーラム「学びの未来を考える~社会を支えるチカラへ~」が10月14日、東京の有楽町朝日ホールで開催されました。

 フォーラムでは、鈴木謙介・関西学院大学社会学部准教授が「高等教育の転回」と題し、基調講演し「ネットやSNSが普及した現在においては学生がさまざまなところから情報を得て学べる時代になった。教授が一方的に学生に講義する『チョーク&トークの時代』は終わり、学生同士が教えあったりして学ぶアクティブラーニングの時代になりつつある」などと大学の現状について話した。
 

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

基調講演後には精神科医の香山リカ氏、ジャーナリストの津田大介氏を加えてパネルディスカッションを実施。大学生について香山氏は「まじめな学生が多い一方、メンタル面で病んでいたり、家族が病んでいたりする学生も多い」などと話したほか、今後大学が果たすべき役割として「大学はそのブランド力を生かしてシニア層などが学び直す場となる工夫をしていけば新たな展開がみえるのではないか」などと話したほか、津田氏からは「大学の強みはいろんな人が集まっているところにある。多くの学生が集い、学び合える『場』を作り出していくこと、さらに大学の『場』を地域社会にも広げていくことが今後の大学発展に繋がるのでは」などと話しました。
 会場には約500人が集い、熱心に話に聞き入っていました。