2013.06.17.
世界市民フォーラムin名古屋「新たな共生を求めて~東アジアと日本~」を開催

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

 世界市民フォーラムin名古屋(2013年5月26日開催)の採録記事が朝日新聞朝刊(2013年6月15日付け)に掲載されました。紙面は、画面下のPDFファイルからご覧ください。またフォーラムの詳細は、以下のとおりです。


 関西学院大学は、創立125周年記念事業の一環として、5月26日にANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で世界市民フォーラム「新たな共生を求めて~東アジアと日本~」を開催しました。関西学院大学主催、朝日新聞社後援。

 基調講演では、聖学院大学教授の姜尚中氏が「日中韓の経済的なつながりは強いですが、国民感情としては関係が良いとはいえません。相互に理解し、密接な関係を築いていくことが大切です」などと述べ、北朝鮮の核開発について「アメリカ、ロシアを加えた六カ国協議を安全と信頼の象徴とし、ともに解決していくべきです」などと話しました。

 基調講演に続いて、平岩俊司・国際学部教授、阪倉篤秀・文学部教授、姜尚中氏、木村文・月刊「プノン」編集長がパネルディスカッションをしました。平岩教授は「東アジアでは、自国の強調すべきことは強調しなければいけませんし、各国のナショナリズムをコントロールすることは難しいです。だからこそ、なぜ協力することが大切なのかを発信していくことが必要です」などと話しました。

 当日は関西学院交響楽団による弦楽四重奏の演奏もありました。会場には約500人が詰めかけ、熱心に話に聞き入っていました。