2012.07.11.
教育学部生の朝の通学ボランティア 小学生が感謝の会を開催

感謝の会で児童から手紙を受け取る学生たち

感謝の会で児童から手紙を受け取る学生たち

 教育学部生が地域の老人会やボランティアの方々と共に毎朝、西宮市立上ヶ原小学校の子どもたちのために行っている登校時の安全確保と見送りのボランティアに対して、上ヶ原小学校の児童らによる感謝の会が7月11日、西宮聖和キャンパスで開催されました。
 このボランティア活動は2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた教育学部の藤木大三教授が、聖和大学(当時)教育学部の学生たちに呼びかけ、事件からちょうど1ヶ月経った7月8日から、新たに入学してきた学生に受け継がれ途切れることなく11年以上続いています。

 感謝の会では、児童代表が「朝早くから毎日、僕たちを見守ってくれてありがとうございます。1年生の子が狭い通学路で転んでしまったとき、通学ボランティアの方がすぐに助けてくれてすごいなと思いました。安心して通学できているのも皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べたのち、学生たちにお礼の手紙が渡されました。
 通学ボランティア活動に参加している安田宏平さん(教育学部2年生)は「こんな風にお礼を言ってくださってとても嬉しいです。朝早くからの活動なので眠いと思うこともありますが、元気に挨拶してくれる声を聞いて僕たちも元気をもらっています」と話していました。