2011.11.18.
「高校生”科学技術”チャレンジ JSEC2011」のファイナリストに ― 高等部数理科学部

兵庫県高等学校総合文化祭でも自然科学部門・物理分野で1位に

関西学院高等部の数理科学部の「正方形の紙から作られる容器の最大問題」の論文が「高校生”科学技術”チャレンジJSEC2011」の予選を通過し、12月に開催される最終審査会に出場することになりました。数理科学部は3年前にこの大会で1位を獲得。世界最大の科学技術コンテスト「ISEF」(International Science Engineering Fair)の日本代表に選出されましたが、新型インフルエンザの流行で出場を辞退した経緯があり、今年は1位を獲得して、来年5月にアメリカで開催されるISEFへの出場を果たしたいと意気込んでいます。
また、11月12日・13日両日に神戸市立青少年科学館で開催された第35回兵庫県高等学校総合文化祭の自然科学部門・物理分野でも「正方形の紙から作られる容器の最大問題」の研究発表が1位となり、来年の夏に富山県で開催される第36回全国高等学校総合文化祭に出場することになりました。
数理科学部顧問の宮寺良平教諭は「数理科学部の現在の研究メンバーの多くが関西学院中学部で図書部の部員だった生徒か、図書部と共に活動した経験を持っている生徒です。彼らが様々なテーマを追求し、まとめていく訓練を中学部で積んだことも現在の研究成果につながっていると思います。今後も海外で開催される学会に参加する予定もあり、ますます研究を発展させていければ」と話しています。