2011.10.12.
「近代科学はいつ始まったか?」をテーマに90歳のニュートン学者が登壇

 今から60年以上前に関西学院中学部と高等部で教鞭をとり、アイザック・ニュートンの研究者として有名な島尾永康さん(元・同志社大学教授)が西宮上ケ原キャンパスで講演した。
 島尾さんは今年11月12日で91歳。コペルニクスからガリレオそしてニュートンに至る「近代科学はいつ始まったか」をテーマに、90分に渡って科学史を紐解いた。

 高等部時代の教え子である早藤貴範・理工学部教授の授業・総合コース633「ネットメディア学の創生」にゲストスピーカーとして登壇。12ページに渡る自前の資料をもとに、いまだ衰えない“知”への探求心を若い学生たちに披露した。島尾さんは結びで、「科学はこれまでいいことばかりと思われてきたが、そうとも言い切れない時代になっている」と話した。