2011.07.14.
震災支援ボランティア報告会~神戸三田キャンパスの学生ら主催

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子

 東日本大震災に率先して取り組んできた総合政策学部の学生支援団体が、お互いの取り組み状況を報告しながら情報を交換し、一般学生にもさらに関心を持ってもらおうと7月13日に神戸三田キャンパスでシンポジウムを開きました。
 この「学生震災復興支援シンポジウム」には「気仙沼大島支援プロジェクト」「室崎ゼミ」「Heart On Coin“絆”プロジェクト」「えがおのわプロジェクト」「三田支援ネット」の5つのプロジェクトチームが参加し、学生や教員を含め50人が参加し、報告に聞き入りました。
 「気仙沼大島支援プロジェクト」で復興ボランティアに参加した陶亜威さん(総3)は「ボランティアは“しんどい”とか“きつい”というイメージがありますが、やり遂げたあとの達成感はそれに勝ります。私たちは被災した人たちに何かをしてあげるという感覚で参加しがちですが、現地での多くの人たちとの出会いの中から得るものは多く、むしろこちらがいろいろなものをもらっています」と体験を話しています。「三田支援ネット」の福原祐樹さん(総2)は「一度自分の目で被災現場を見たくて参加しましたが、新聞やテレビのニュースとは全く別の世界。私はそこで多くのことを知り、災害からたくましく立ち直ろうとしている多くの人たちから元気付けられました。」と熱く語りました。
 各グループから報告があった後「三田支援ネット」代表の村井聡さん(総4)から夏季休暇中に企画されている支援活動を紹介し「被災地支援もまだまだこれから。現地のニーズも、物から人を相手とした支援に変化しています。これから一番動けるのは学生。この夏は一人でも多くの学生がボランティアに参加して欲しい」と訴えました。
 参加した女子学生は「直接話を聞いて震災の状況がよくわかりました。写真も迫力があってテレビとは違った光景が生々しく伝わってきました。この夏はぜひボランティアに参加して、少しでも被災された人たちの力になりたい」と感想を述べていました。