2011.06.29.
カナダの科学コンテストで5年連続1st prize-高等部数学研究部

世界初の問題提起も

 関西学院高等部数学研究部の生徒の「正方形折り紙で作るコップの最大容積」と確率論を応用した「新チョコレートゲーム理論」の両研究が、カナダの科学コンテスト・Canada Wide Virtual Science Fairで1st prizeを受賞した。このコンテストにはカナダ全土の科学教育に熱心な小学校、中学校、高校から449チームが参加し、大学や企業の研究者37人による審査が行われ、27チームが1st prizeを受賞した。数学研究部の研究内容はコンテストのホームページで見ることができる。
 この「正方形折り紙で作るコップの最大容積」の研究は世界初の問題提起となり、日本折り紙学会の学会誌「折り紙の科学」(第1号)にも掲載された。
 メンバーは、小笠航さん、井上泰志さん、西村幸一朗さん、中岡拓磨さん、池田大典さん、菅野晃宏さん、中村駿佑さん、松井啓史さん、山内俊幸さん、宇津木翔さん。
 顧問の宮寺良平教諭は「カナダのコンテストでは最上級の賛辞を得ることができ、『折り紙の科学』では優秀な研究者の論文と共に数学研究部の論文が掲載されました。今後も国際学会などでの発表やスマートフォンのアプリ開発なども追求していきます」と話している。

Canada Wide Virtual Science Fairのホームページ(数学研究部の研究内容)外部サイトへのリンク