2011.04.28.
シンポジウム「東日本大震災復興支援のために:被災地はいま―我々は何をすべきか?」実施

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子

 関西学院大学の学生、教員ら有志で組織する関西学院大学東日本大震災支援ネットワークのメンバー23人が、4月24日から27日にかけて宮城県石巻市を訪れ、被災地のボランティア活動に従事しました。その活動報告会を兼ねたシンポジウム「東日本大震災復興支援のために:被災地はいま―我々は何をなすべきか?」が4月28日に西宮上ケ原キャンパスB号館で開催されました。

 報告会は同ネットワークの事務局であるボランティア団体「ヒューマンサービスセンター」と法政学会の主催、関西学院災害復興制度研究所の協力のもと開催されました。
 被災地ボランティアに参加した教員・学生ら約10人が登壇。ボランティアに参加した松藤薫さん(法4)は「窓がなく、普通なら住めないような家に人が住んでいたり、テレビでみるより遥かに悲惨な状況に衝撃を受けました。ボランティアに行く前まで、学生には専門知識がないし、できることはないかもしれないと思っていましたが、実際に現地に行くと泥かきやガレキの除去作業など、できることはたくさんあり、十分役に立てると感じました」と報告。「関学として継続的な支援ができるよう、大学からボランティアバスを継続的に出発させたり、ボランティアにかかる費用の援助も検討してほしい」などと訴えました。
ヒューマンサービスセンターの運営委員を務める岡本仁宏・法学部教授は「関学生はさまざまな支援活動を実施しています。より多くの人が自分に何ができるかを考え、支援活動に参加してほしい」と呼びかけました。