2010.09.29.
「社会との接点から自己を磨き高める就業支援」で文科省「大学生の就業力育成支援事業」に選定

卒業生4,000人以上の総合私立大学において3年連続就職率No.1~さらに支援充実を図ります~

 9月28日、文部科学省は平成22年度「大学生の就業力育成支援事業」の選定状況を発表しました。本事業は、各大学・短期大学における、産業界等との連携による実学的専門教育を含む、学生の卒業後の社会的・職業的自立に向けた新たな取り組みを国として支援するもの。関西学院大学からは、「社会との接点から自己を磨き高める就業支援」を申請し選定されました。申請件数は441で、うち180件が選定され、本年度より5年間、文科省からの支援を受け、それぞれの事業を展開していきます。

<関西学院大学の取り組み「社会との接点から自己を磨き高める就業支援」 概要>
 社会で能動的に働くには、専門能力とともに人間的素養が必要です。このことは、学生自身も感覚的には理解しながらも、社会における就業体験がないため、どのようなレベルで必要とされるのかを肌感覚で掴み辛いというのが実情です。これを緩和、解消させることが関学の取り組みの目的です。
 本取り組みでは、社会人との交流、企業との連携を重視し、「自分が磨いてきた能力や個性を、働く場においてどのように応用しながら活かすことができるかを考える」という一貫したメッセージを、各学部、キャリアセンター、国際教育・協力センター、キャンパス自立支援課、教務部などの学内部局が密接に連携して発信し、教職員が一体となって、正課・正課外において日常的に学生を支援していきます。
 具体的な目標は、景気に左右されることなく、就職決定率97.0%以上、就職率85.0%以上を安定的に保つことです。本取り組みで協力を得る卒業生や企業人事担当者からも、事業全体の評価を受け、科目・プログラムの改善に役立てるとともに、学生自身の評価として、卒業時に「社会に広く触れることができたという実感」、「低学年次から社会に広く触れたことによって三年次以降の専門科目に取り組む意欲が上がったという実感」、「学生生活で磨いてきた自らの内面的な素養を就職決定企業において活かすことができるという実感」等についてアンケート調査を実施し、「就業力育成プロジェクトチーム」において評価・検証をし、年次ごとに改善を加えていきます。

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