2010.07.22.
高校生がSPring-8を見学―高大連携プログラム

 理工学部は7月26日、高大連携プログラムの一環として、高校生を対象にした「SPring-8見学会」を実施する。2008年度に続き2回目。
 同学部は2007年に世界最大のシンクロトロン放射光施設であるSPring-8の3機関、(独)日本原子力研究開発機構、(独)理化学研究所、(財)高輝度光科学研究センターと大学院を中心とした協力関係を締結。SPring-8から6人の研究員を客員教員として招いて同施設内で最先端の装置を用いた実習を含む授業の実施など、独自の実践的高等教育・研究活動を行っている。また、2008年には旭化成やキヤノンなど18企業と共同で専用の実験装置(フロンティア・ソフトマター開発専用ビームライン)を同施設内に設置し、産学協同の新たな取り組みも始めている。
 今回の見学会は、高校生に研究現場の息吹を感じてもらうとともに、科学技術を身近なものにしてもらい、次世代を担う研究者を育成するのが狙い。参加するのは、啓明学院高等学校、三田学園高等学校、県立三田祥雲館高等学校、県立西宮高等学校などの生徒約50人。通常の見学では入れないエリアに入り、ユニークな実験装置や、大学院生の授業の様子を見学する。