2010.04.19.
「親と子のふれあい講座」DVD・冊子を受託開発―芝野・人間福祉学部教授ら

 厚生労働省の社会福祉推進事業として、神戸市社会福祉協議会と神戸市総合児童センターが「親と子のふれあい講座」のDVDと冊子を発行している。神戸母子交流研究会代表の芝野松次郎・人間福祉学部教授らが監修した。
 神戸市総合児童センターでの「親と子のふれあい講座」は1987年に一般的な子育て家庭を対象に、育児不安解消や負担軽減を目的にスタート。少子化が社会問題となるなか、現在は神戸市の地域子育て支援の一環として位置づけられている。
 DVDは、「赤ちゃん講座用ユニット」「1歳半講座用ユニット」「3歳講座用ユニット」で構成され、それぞれにスタッフ用と親子用のコンテンツが収録されている。冊子は、報告書と資料集の2部構成。子育て中の親子が参加しやすい身近な児童館などで活用されている。
 芝野教授は、「ふれあい講座は関学の受託研究であり、このDVDと冊子は大学の地域貢献の成果と言える。今後神戸市内の110を超える児童館で実施されるばかりではなく、神戸モデルとして広く普及させ、子育て支援に貢献できれば」と話している。