2010.03.26.
長田典子理工学部教授の出演番組が第51回科学技術映像祭で文部科学大臣賞を受賞

 理工学部の長田典子教授が取材協力した情報ドキュメンタリー番組「 ガリレオチャンネル 共感覚のミステリー 」が、日本科学技術振興財団などが主催する
第51回科学技術映像祭 で文部科学大臣賞を受賞した。
 同映像祭は、優れた科学技術に関する映像を選奨し、科学技術の普及と向上を図ることを目的とするもの。科学技術週間の制定と軌を一にして昭和35年から始められ、日本で最も権威のある科学技術の映像祭との評価を受けている。毎年約70作品の応募がある。

 受賞番組は、科学技術に関わる新しい動向や注目の研究を伝える30分の情報ドキュメンタリー。番組では、音楽を聴くとそこに存在しない色を感じ、文字や数字に実際の色とは違う色が見えてしまう共感覚をテーマに、長田教授が共感覚の研究者として出演。
 長田教授は、自身も音楽に色を感じる色聴共感覚者。色聴共感覚者が音楽を聞くときに脳がどのような活動を示すかをMRIを用いて測定し、実際に色を見ているときに活動する視覚野の領域が活動していることなどを明らかにした。
 なお、本映像祭の入選作品上映会が全国13都市で開催される。東京、大阪では下記の日程で開催する。

■東京:4月17日10時~17時 科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)
■大阪:4月11日~17日 大阪科学技術センター(大阪市西区靱本町1−8−4)