2010.03.10.
社会人基礎力育成グランプリで特別奨励賞を受賞~地域フィールドワーク(宝塚)チーム

 経済産業省主催「社会人基礎力育成グランプリ2010」の決勝大会が3月5日に東京のよみうりホールで開かれ、宝塚の地域活性化に取り組む授業「地域フィールドワーク宝塚」の学生チームが「特別奨励賞」を受賞した。

  同グランプリは全国の大学生が授業等を通じて「どのような活動に取り組み、どのように成長できたか」発表し、「社会人基礎力(考え抜く力 、教養・専門知識を深める力、前に踏み出す力、チームで働く力)」を競うもの。今年度は全国53大学の学生チームが参加し、予選を勝ちぬいた8大学が決勝大会の舞台に立った。
 「地域フィールドワーク宝塚」の学生チームは昨年度も同大会で準大賞を受賞しており、今回で2年連続の受賞となる。

 関学大の「地域フィールドワーク宝塚」の学生(観光)チームは、「明日に架ける橋Project」と題し、かつて大水害により流された「迎宝橋」の復活、「賑わいのある町並み」の復活を盛り込んだマスタープランを宝塚市に提案するという目標を立てた。
  学生らは、地元の宝塚音楽回廊イベントと連携し阪急バス株式会社の協力を得てループバスを運行したほか、昨年の夏休みに宝塚市の姉妹都市であるウィーン市観光局を訪問し、その経験をヒントに宝塚旧温泉街にて「ウィーン交流祭2009」を実施した。イベントでは、市民へのアンケート調査も行い、宝塚市への提案書や模型の製作にも取り組んだ。今年2月には、宝塚市役所へ地域活性化の提案をするとともに住民への活動説明会を開催するなど、プロモーション活動にも取り組んでいる。


決勝大会では学生たちが企業、行政、市民などと積極的に関わりながら、それぞれの役割を把握し、チームワークを大切にしながら活動した点が高く評価された。