2010.03.08.
山川記念館 竣工式―教職員ら250人が参加

 2008年12月に着工した関西学院西宮聖和キャンパスの「山川記念館」が完成、8日に竣工式があり、教職員ら250人が参加した。
 山川記念館は、聖和幼稚園の設置や全国初の4年制幼児教育学科、幼児教育学専攻大学院の開設など、聖和大学の発展に貢献した山川道子元聖和女子大学学長・理事長とその妹で元聖和大学教授・山川範子氏の寄付(基金)と聖和大学130周年記念事業募金を資金として建築した。

 建物は、鉄筋コンクリート2階建で、面積は1096平方メートル、延べ床面積は2094平方メートル。1階には「子どもセンター」、2階には聖和大学の前身のひとつであるランバス記念伝道女学校の創始者を記念した「メアリー・イザベラ・ランバスチャペル」やキリスト教教育・保育研究センターが入る。
 子どもセンターでは、教育・保育従事者を目指す学生を支援するほか、地域の子育てや発達に何らかの配慮を必要とする子どもの支援事業なども展開する。記念館内には「あかちゃんひろば」「おやこのひろば」「プレイルーム」「相談室」「おもちゃのへや」「えほんのへや」などを設け、関学大・教育学部生や聖和短期大学生らに教育、研究活動の拠点として活用してもらう。