2009.10.23.
「ミッションステートメントについて考える」討論会開催

 10月23日、宗教活動委員会主催による「ミッションステートメントを考える」討論会が関西学院会館で開催された。
 発題者はルース・M・グルーベル氏(関西学院院長)、飯謙氏(神戸女学院大学学長)、河野正道氏(経済学部教授)、小野宏氏(企画室主幹)の4名。

 グルーベル氏は、「ミッションステートメントは北極星のようなもので、進むべき方向を確認するもの」と語った。飯氏は神戸女学院の歴史を紐解きながらその根底に流れる精神を解説し、河野氏はスクールモットー“Mastery for Service”が「奉仕のための練達」以外に、「主であれ人であれ仕える者に」という訳があることを紹介して、多様性を喜ぶ大切さを訴えた。小野氏は、スクールモットーによる卒業生の生き方をデータで示し、非営利組織である学校の存在意義を明文化する重要性を説いた。

 司会を務めた森田雅也氏(文学部教授)は、「今後もこのようなミッションステートメントを考える機会を設けたい」としている。