2009.06.19.
西宮上ケ原キャンパスの時計台が国登録有形文化財に

 本学西宮上ケ原キャンパスの時計台が、国の登録有形文化財に認定されました。国文化審議会文化財部会が6月19日、文部科学大臣に答申しました。
 時計台は、関西学院が1929年(昭和4年)に神戸から現西宮上ケ原キャンパスに移転したときに図書館として建設されました。建築家としても著名なW.M.ヴォーリズが本キャンパスの全体設計をする際に、基点となる建物として配置。正門前の学園花通りから正門、中央芝生、時計台、甲山山頂を結ぶ軸線は、スパニッシュ・ミッション・スタイルで統一された建築群、緑豊かな環境とともに同キャンパスの特長となっています。
 1955年の両翼部改修・拡張工事を経て、1997年に新大学図書館竣工により図書館機能が移転され、現在は1階に学院史編纂室とその資料庫および博物館開設準備室、2階に大学院生専用の自習室と展示スペースが設けられています。
 時計台は、西宮上ケ原キャンパスの中心的存在であり、関西学院全体の象徴的な建物として、卒業生、学生、教職員、市民に親しまれています。