2009.05.25.
阪急逆瀬川駅前「アピア3」に宝塚メディア図書館が6月にオープン

 大阪・万博記念公園内にある「彩都メディア図書館」は6月、阪急・逆瀬川駅前の商業施設「アピア3」に移転し、「宝塚メディア図書館」としてリニューアルオープンする。これにあわせ、彩都メディア図書館が運営してきたアート&デザイン系の表現講座も「宝塚メディア図書館」で開かれることとなる。
 宝塚メディア図書館は1992年に畑祥雄 ・総合政策学部教授らが開いた「写真図書館」が前身で、米国の写真誌『ライフ』の全バックナンバーや世界各国の美術展のカタログなど、映像・美術・デザインに関する3万点の資料を所蔵している。大学発ベンチャーとして3月にスタートしたサイエンス映像シンクプロダクション(代表 松本恭輔・関学大非常勤講師・客員研究員)とも連携し、活動成果としての映像コンテンツや蔵書を、医療・健康・環境・教育系のアーカイブとして集積し、広く公開する。
 アピア3は昨年4月、キーテナントの大型スーパーが移転。加えて西宮北口駅前に大型商業施設がオープンし客足が遠のいたため、集客施設の入居が緊急課題となっていた。逆瀬川駅は一日3万人の乗降客があり、市役所の最寄り駅でもある。副館長に就任予定の松本さんは「文化機能としての集客が望め、地域活性化に繋がる」と意気込んでいる。

【宝塚メディア図書館 会館時間等】
■開館:12時~19時(火曜定休)
■利用料金:資料閲覧無料、貸出有料
■問い合わせ:0797-76-5720(図書館)、0797-76-5722(講座担当)