2009.03.18.
大学卒業式 3,998人が巣立つ

2008年度秋学期大学卒業式が3月18日、西宮上ケ原キャンパス総合体育館で行われ、8学部3,998人が巣立ちました。

<杉原左右一・学長から卒業生へのメッセージ>
皆さんご卒業おめでとうございます。関西学院大学から新たな世界に歩みでようとしておられる皆さんに心からお祝いを申し上げます。

卒業後、どんな道に進まれようとも、ぜひ創造的な視点を大切にして歩んでいただきたいと思います。この点について、過日の4人のノーベル賞受賞者の感想が極めて印象的でした。受賞の喜びを尋ねられて、すべての受賞者が異口同音に、創造的な活動にとって、確固たる基礎を持つと共に、既存の枠を超えた自由な発想・思考が必要であること、また、夢と希望を抱き、最後まであきらめないで粘り強くがんばることの大切さを語っておられました。選ばれたそれぞれの道を、皆さんが創造的な視点を持って歩まれることを願います。

次に、「何のため、誰のために学び、生きるのか」について絶えず自問することが重要であり、また不可欠であると思います。いうまでもなく、この問いに対しての一定不変の正解はありません。皆さん一人一人がその答えを見出していかねばならないのです。そのとき一つの大きな指針を与えるものが、“Mastery for Service”というスクールモットーに表わされている関西学院の建学の精神に他なりません。どうか関西学院の建学の精神を大切にしてこれからの人生を歩んでいただきたいと思います。

最後に、マタイによる福音書第7章第7節の、「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」という聖句を卒業される全ての皆さんにお贈り致します。

ルース・M・グルーベル院長による祝辞「"Mastery for Service" can Change the World」は添付ファイルをご覧ください。