2009.03.05.
社会人基礎力育成グランプリで関学チームが準大賞!

  経済産業省主催「社会人基礎力育成グランプリ2009」の決勝大会が3月5日に東京のよみうりホールで開かれ、宝塚の地域活性化に取り組む授業「地域フィールドワーク宝塚」の学生チームが「社会人基礎力準大賞」を受賞した。

  同グランプリは全国の大学生が授業等を通じて「どのような活動に取り組み、どのように成長できたか」発表し、「社会人基礎力(考え抜く力 、教養・専門知識を深める力、前に踏み出す力、チームで働く力)」を競うもの。全国40大学の学生チームが参加。2月の予選大会を勝ち抜いた9大学が決勝大会の舞台に立った。

 関学チームは、阪急バス株式会社の協力を得て実施した「宝塚ループバスプロジェクト」について発表。学生らは、昨年の春から宝塚に新たな呼び物を作ろうと、宝塚の観光名所をつなぐループバスの運行を企画。運行ルート設定やバス会社との交渉のほか、バスのラッピングや車内広告のスポンサー探しまで手がけるなど準備を進め、11月には実際にループバス3台の運行に成功した。
 大会では学生たちが企業、行政、市民などと積極的に交渉するなかで、社会人としての力を身につけていった点が高く評価された。
 学生チームの石原凌河さん(総3)は「準大賞を受賞できたのは、宝塚の方々はじめ、多くの支えがあったから。今後もこの経験を生かしていろんなことに取り組みたい」と喜びを語った。