2008.12.08.
クロアチアのスプリット大学と協定締結―関学グリーとクロアチアの交流がきっかけ

 関西学院大学は12月、クロアチアのスプリット大学と学術研究交流に関する包括協定を締結した。西宮上ケ原キャンパスで行われた調印式では、関学大を代表して杉原左右一学長、スプリト大学を代表して、イヴァン・パヴィッチ学長、ロコ・アンドリチェヴィッチ副学長が出席し、協定書に署名した。駐日クロアチア大使館からドラゴ・シュタンブク大使も出席した。両大学は協定を機に両国間の親善・友好を深め、学術研究に関する協力関係を目指す。

 スプリット大学の創立は1974年。神学、法学、経済学、化学、薬学、建築学など幅広いコースを提供している国立大学で、学生数は約1万5千人。クロアチアではザグレブ大学に次ぎ、2番目に大きな大学。クロアチア南部に位置し、アドレア海に面するスプリット市にある。
 今回の協定締結をきっかけに、両大学間で今後どのような学術交流や文化交流、協力関係が築けるか検討を進める。パヴィッチ大学長は「初めて協定関係を結ぶ日本の大学が関学大であることを大変うれしく思っている」と語った。
 協定は、関学グリークラブが、クロアチアの有名な歌劇の終曲「ウ・ボイ」を約90年間歌い続けてきた歴史に感動したシュタンブク・クロアチア大使が、両国の一層の交流を期待し、両大学に学術協定を打診したことがきっかけで実現した。