2008.03.14.
関西学院大学 新入生の皆さんへ-はしか対策について-

 関西学院大学の新入生のみなさん、合格おめでとうございます。これから始まる新生活に期待をふくらませていることと思います。

 さて、昨年のはしかの流行について、皆さんのご記憶も新しいことでしょう。はしかは、感染力が非常に強く、感染すると重症化することも少なくありません。関西学院大学も、感染拡大を防ぐため、昨年休校措置をとらざるを得ませんでした。その間の講義やクラブ活動にも、影響が出ました。

 今年も、すでに全国ではしかの患者が発生しています。今後、関西での大流行も危惧されています。

はしか予防策はワクチン接種が唯一の方法です。

●これまで麻疹にかかったことがなく、麻疹ワクチン接種もしていない方
  →感染するとほぼ100%発病し、症状も重くなりますので、ワクチン接種を強くお勧めします。
●麻疹ワクチン接種をしているが、10年以上経過している方
  →免疫すなわち抗体が不十分になり、発病することも多いため、2回目のワクチン接種を受け、免疫をしっかりつけておくことをお勧めします。

 2008年度より、中学1年生・高校3年生への、公費負担によるはしかの追加予防接種が始まります。皆さんは対象外ですが、はしか感染の危険が大きいという点については、同じです。

 新学期が始まると、授業・行事・課外活動・通学途上など感染機会が増えます。関西地方ではしかの流行が始まってしまうと、はしかワクチンが不足することも考えられます。

 在学生にもHP等で注意喚起をしていますが、新入生の皆さんも、ぜひ、すみやかに対策をとってください。ひとりひとりの協力が集団感染の防止につながります。