2007.12.21.
関学生の皆さんへ はしかを防ごう!(第1報)―ワクチン2回目の接種、または抗体検査で免疫の確認を!

 2007年春、全国の高校生、大学生の間で麻疹が流行し、感染拡大防止のため、本学を含め休校措置をとらざるを得なかった学校も少なくありません。2008年春には関西で大流行する可能性も報告されています。麻疹は感染力が強く、発病すると、風邪症状、発熱、発疹が生じ、解熱後も3日間の出席停止が必要で、およそ10日間の安静加療を余儀なくされます。

《はしかの予防方法》
予防策はワクチン接種が唯一の方法です。

●これまで麻疹にかかったことがなく、麻疹ワクチン接種もしていない方
→感染するとほぼ100%発病し、症状も重くなりますので、ワクチン接種を強くお勧めします。

●麻疹ワクチン接種をしているが、10年以上経過している方
→免疫すなわち抗体が不十分になり、発病することも多いため、2回目のワクチン接種を受け、免疫をしっかりつけておくことをお勧めします。ただし、血液検査を受けて、抗体が十分にあれば現時点でのワクチン接種は不要です。ワクチン接種記録や抗体検査の結果は、実習や課外活動などで必要になる場合がありますので保存しておいてください。

 ワクチン接種や抗体検査は、かかりつけ医など最寄りの医療機関で相談のうえ受けてください。抗体検査は西宮上ケ原保健館・神戸三田保健館分室でも実施しています。(新年は1月7日から開館)

 なお、麻疹以外にも、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜなどの感染予防もできているか、母子手帳などで確認をお願いします。

 新学期が始まると、行事、授業、課外活動、通学途上など感染機会が増えますので、ぜひ早めの対応をお願いします。ひとりひとりの協力が集団感染の防止につながります。今後も大学や保健館からの情報提供にご注意ください。