2007.10.22.
高等部の数学研究グループが世界で評価

関西学院高等部2年生の数学研究グループ(松井啓史君、山内俊幸君、井上貴文君、中川裕太君、斎田直希君、内藤昌宗君、巽創君)が取り組んだ研究がイギリスの数学雑誌「The Mathematical Gazette」(1894年創刊)に掲載される。内容はパスカル的三角形とフィボナッチ的数列の基礎理論を詳細に証明したもの。

 同グループは放課後の時間を利用しパスカル的三角形やヨセフス問題について研究し、新たに発見した公式などを論文にまとめた。同内容は海外ではカナダの高校生対象のコンクール、国内では全国高等学校理科・科学クラブ研究論文(工学院大学主催)で、最優秀賞を受賞してきたが、担当の宮寺良平教諭によると今回の掲載はそれらを発展させた成果という。「イギリスの権威ある数学雑誌で高校生の研究内容が掲載されるのは快挙。彼らの発見は研究者のレベルに到達している」(宮寺教諭)。今後、同グループはこれまでの研究発表の周知活動や新たな研究に取り組む予定。