2007.09.12.
関西学院大学の平成18年度特許実施料収入が全国8位に

 文部科学省がこのほど発表した平成18年度の特許実施料収入は、関西学院大学が1652万8千円で全国第8位であった。私学では、慶應、日大に次いで第3位。特許実施件数は18件で第29位だった。
 おもな発明に、「電子ビーム微細加工方法」(理工学部・金子忠昭教授・佐野直克教授 他)、「眼球停留関連電位解析装置」(文学部・八木昭宏教授)、「熱処理方法及びそれを用いた熱処理装置」(理工学部・金子教授・佐野教授)などがある。
 本学の浅野考平・研究推進社会連携機構長(理工学部教授)は、「当初より特許出願件数競争には加わらず、特許庁知財管理アドバイザー派遣制度により吉田公生アドバイザーを機構顧問としてお迎えし、本学の個性を活かした知財ポリシー『確実に事業化へつながる研究および研究室の核となる研究のみを特許出願する』を制定した。そのポリシーを貫いた結果が、特許実施件数第29位につながった。実験系研究者数が他大学に比べ、一桁から二桁も少ない本学の研究者の質の高さが証明されたといえる」と話す。