2007.07.26.
関学とサティヤ・ワチャナ・キリスト教大学(インドネシア)がツイニング・プログラムに関する協定を締結

関学とサティヤ・ワチャナ・キリスト教大学(インドネシア)がツイニング・プログラムに関する協定を締結

関西学院大学は7月26日に、協定校であるインドネシアのサティヤ・ワチャナ・キリスト教大学(サ大)とツイニング・プログラム(国際間で連携した二つの大学院から修士学位を修得できる制度)に関する協定を締結しました。

調印式には、本学から山内一郎理事長、ルース・M・グルーベル院長、平松一夫学長(写真左側)、尾崎幸洋・関西学院大学大学院理工学研究科委員長(写真右側)が、サ大からはクリス・ティモティウス学長(写真中央)、在大阪インドネシア共和国総領事館からはパトリオット・アディナルト領事が出席しました。

両大学はこれまで、学生間の交流プログラムなど30年にわたり交流してきましたが、本協定をさらなる飛躍の機会とし、高度な研究に基づく人材育成を実現することを目指します。

<協定締結の背景>
インドネシア政府はナノテクノロジー、バイオテクノロジーなど特定の9分野に関して、優秀な人材を育成するため、新たな教育振興施策として「PIICプログラム」(インドネシア共和国若手研究者育成奨学生制度)を展開しています。サ大は「クロロフィルと天然色素」の分野で、インドネシアの私立大学の中では唯一このプログラムの指定校に選ばれ、25人の学生が海外の大学に派遣されることになりました。関学はインドネシアの未来を担う若手研究者の育成に貢献すべく、その中の3人の学生を受け入れることを決めました。受け入れ実施は今年の9月からで今後も継続的に実施する予定です。

<ツイニング・プログラムの内容>
サ大で1年間学び修士学位を取得した学生は、関学大学院理工学研究科博士課程前期課程2年次へ編入し、1年半の課程を修めれば修士学位(国際自然科学)を取得できます。この結果、計2年半で関学とサ大両方の修士学位を取得することが可能となります。
また、インドネシア政府は学生にツイニング・プログラムに参加している2年半の期間、研究者育成奨学金を学生に提供し、関学は関学在籍中の学費を免除します。

以上