2007.07.23.
「関西学院大学リポジトリ」の試験運用を開始!-研究成果を集約し公開

「関西学院大学リポジトリ」の試験運用を開始!-研究成果を集約し公開

 関西学院大学はこのほど、「関西学院大学リポジトリ(http://kgur.kwansei.ac.jp/dspace/)」(以下 KGUR)を構築し、試験運用を始めた。国立情報学研究所が実施している「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業」の平成18年度委託事業の一環。
 リポジトリとは、大学内で創造された研究成果を集約し、無償で学内外に公開することを目的としたウェブサイト。この仕組みは一般的に「学術機関リポジトリ(Institutional Repository)」と呼ばれ、世界中の大学・研究機関がこの仕組みを通じて研究成果の発信を行っている。
 KGURを通じて、関学の教職員や大学院生は自分の研究成果を世界に向けて公開することが可能。具体的には学術雑誌・学会誌掲載論文、紀要論文、学位論文、学会発表論文・資料、研究調査報告書、研究資料各種などが公開対象となる。
 研究者にとっては研究成果の可視性を高めることができるうえ、永続的な保存もできる。大学にとっては、説明責任・社会貢献の遂行、ブランド力向上、研究成果の一元管理などのメリットがある。
 KGURでは、フリーワード検索のほか、学部・研究科などのコミュニティ検索、研究紀要などのコレクション検索、タイトル検索、著者検索が可能。本番運用は10月からの予定。