2006.11.20.
関学の中古パソコン、モンゴルへ。関学生作成のOSを利用-国連ボランティアがきっかけ

関学の中古パソコン、モンゴルへ。関学生作成のOSを利用-国連ボランティアがきっかけ

 関西学院大学は学内で過去使用したパソコン本体とディスプレイ各約100台をモンゴルに寄贈する。先週、船便で発送した。OSは関学生が作成したモンゴル語版Linuxをインストールしており、受け入れNGOアカデミックリンクを通じてモンゴルの地方圏で公教育に利用される予定。
 関学大では国連ボランティア計画と協定を結び、学生をIT分野のボランティアとして開発途上国に派遣している。モンゴルには2004年から派遣を始め、活動の一環としてモンゴル語版OSを作成した。作成者で 05年秋から5か月間現地で活動した平塚健太さん(総3)は「いまも関学生4人が現地にいるので、このパソコンを使って新たな展開ができるのでは」。 現地にパソコンが届く来月には、この寄贈事業を推進してきた吉野太郎・総合政策学部専任講師とともに同国文部科学文化省への寄贈式に参加したいと考えている。