2006.10.30.
総合商社の過去・現在・未来を分析-経済学部教員と商社マンが書籍を発刊

総合商社の過去・現在・未来を分析-経済学部教員と商社マンが書籍を発刊

 経済学部の土井教之教授(産業組織論)と伊藤正一教授(アジア経済論)が、日本貿易会・国際社会貢献センター(ABIC)の増田政靖氏と編著「現代の総合商社-発展と機能-」(晃洋書房、2700円)を発刊した。
 経済学部がABICと連携して02年から開講している授業「現代の総合商社」をベースに編纂したもので、「授業での学生の反応を参考に、経済を学び始めの人にも理解しやすい内容に仕上げた」と土井教授。編者のほか総合商社の現役社員やOB11人が執筆した。外国では例を見ない総合商社がなぜ日本で生まれ発展したのか、またIT化やグローバル化の進展を受けてどのように変遷するのかといった、総合商社の過去・現在・未来を見通した内容となっており、総合商社の存在を通じて日本経済の特徴や世界経済の構造を理解できる。