2025.08.12.
2025年度国連ユースボランティア(UNYV)派遣生が国立国際医療研究センター・外務省での事前研修に参加

国連ユースボランティア(UNYV)として、2025年9月から約5カ月間、国連常駐調整官事務所(UNRCO)、国際連合食糧農業機関(FAO)、国際移住機関(IOM)などの国連機関への派遣を予定している学生たちが8月5日から8月8日にかけ、東京丸の内キャンパス、国立国際医療研究センターおよび外務省での事前研修に参加しました。2025年度に派遣を予定しているのは、関西学院大学、明治大学、立教大学の3大学の学生、計5名です。

本学は、学生が派遣先で必要となる知識やスキルを習得できるよう、事前研修プログラムを提供しています。研修の冒頭、国連ユースボランティア派遣日本訓練センターの村田俊一センター長(国連・外交統括センター長兼任)が開会挨拶を行い、オリエンテーションを実施しました。

8月7日に国立国際医療センターで行ったプログラムでは、国立健康危機管理研究機構 国際医療協力局 人材開発部長が「疾病予防・対策」のテーマで講義を行い、学生たちは派遣先で実際に必要な安全対策を考えながら真剣な表情で耳を傾けていました。また、事前研修全体を通して、様々な専門家がチームを組んで課題解決に取り組む重要性を学びました。

また、8月8日に実施した外務省でのプログラムでは、3名の外務省職員が「国連概論」、「国連における開発課題への取組」、「国連人道支援」のテーマで講義を行い、日本の立場から各テーマについて理解を深めました。今後、実際に派遣されるにあたって、各テーマの様々な課題を現場で間近に見聞きして、実感し、考えるための重要な研修となりました。

【国連ユースボランティア】
関西学院大学が国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づいて実施しているプログラム。UNVのコーディネートにより、学生たちはアジア、アフリカなどの主な開発途上国の国連機関に約5カ月間派遣され、現地で国連職員とともに広報やリサーチなどの活動に従事します。2004年に派遣を開始して以来、約120名の学生が参加しています。2025年8月現在、国内 4 大学(基幹校:関西学院大学、 連携校:明治大学・明治学院大学・立教大学)の参加を得て、派遣事業を実施しています。