2025.07.07.
武貞悠太さん(理工学研究科 博士課程前期課程 2年生)がICOIN 2025で「Best Paper Award」を受賞

武貞悠太さん(理工学研究科 博士課程前期課程 2年生 情報科学専攻 大崎博之研究室)が1月15日から1月17日にかけてチェンマイ(タイ)で開催されたIEEE The 39th International Conference on Information Networking (ICOIN 2025)において「Best Paper Award」を受賞しました。
受賞した論文の概要は以下の通りです。

【タイトル】
Q-AIMD: AIMD-Based Window Flow Control with Reinforcement Learning
【受賞者】
武貞 悠太 (関西学院大学)、Han Nay Aung (関西学院大学)、中村 遼 (福岡大学)、大崎 博之 (関西学院大学)
【受賞日】
2025年1月16日
【発表概要】
インターネットでは大量のデータが同時に流れるため、混雑(輻輳)が起こると通信の遅延やデータの損失が発生することがある。これを防ぐため、送信するデータ量を制御する技術(輻輳制御アルゴリズム)が使われている。従来は人の経験に基づく調整が主流だったが、本研究では強化学習を用いて自動かつ最適に調整を行う手法を提案する。また、通信の目的によって「速度」や「安定性」など求められる条件が異なる点に着目し、それぞれに柔軟に対応できる新しいアルゴリズムQ-AIMDを提案した。