2025.06.20.
駐日クロアチア共和国大使が本学を訪問

ドラジェン・フラスティッチ駐日クロアチア共和国大使が6月13日、森康俊・学長を表敬訪問しました。
冒頭、森学長はフラスティッチ大使が外交官として欧州の恒久的な平和のために尽力されたこと、また欧州の安全保障と秩序安定に貢献されたことに敬意を表しました。
クロアチアと関西学院大学は音楽を基にした繋がりがあり、特に関西学院グリークラブのコンサートのエンディング曲は長年、クロアチアの歌である「U Boj, U Boj」であることが話題にあがりました。 また、本学とクロアチアにあるスプリト大学との協定に関して、フラスティッチ大使は「音楽という共通の絆は強力なものであるが、それだけではなく、より深い協力の機会はもっと多くある」と語りました。そして、今後、学生や教職員の交流、研究協力やグローバルなテーマによるゲスト講義の機会をつくるなど連携を強化していくことを、森学長とフラスティッチ大使が相互に確認し合いました。

その後、フラスティッチ大使はキャンパス内を見学し、ベーツ・チャペルでグリークラブによる特別演奏に迎えられました。グリークラブは校歌「空の翼」を含む数曲を演奏し、最後に「U Boj, U Boj」を熱唱しました。嶺重淑グリークラブ顧問は、フラスティッチ大使を歓迎するとともに、2019年グリークラブ創立120周年記念フェスティバルで来校した時のことを覚えていてくれたことに喜びを表しました。
フラスティッチ大使への歓迎のメッセージで、「100年以上前、偶然にもチェコスロバキアの兵士たちが関西学院グリークラブにU Boj, U Bojの歌を教えた」という歴史に触れました。この曲はオペラ『ニコラ・シュビッチ・ズリンスキ』の原曲で、1876年に初演され、現在は全国の男声合唱団によって愛唱される曲になっています。そして、グリークラブがクロアチアとさらに深いつながりを持つことを期待していることを示しました。
演奏のあと、グリークラブのメンバーがフラスティッチ大使を温かく見送りました。