2025.06.16.
稲葉佑月さん(理工学研究科 博士課程前期課程 1年生)が日本生体医工学会大会で「コニカミノルタ科学技術振興財団 日本生体医工学会大会奨励賞」を受賞

稲葉佑月さん(理工学研究科 博士課程前期課程 1年生 生命医科学専攻 吉野公三研究室)が6月5日から7日にかけてフェニックスプラザ(福井県)で開催された第64回日本生体医工学会大会において「コニカミノルタ科学技術振興財団 日本生体医工学会大会奨励賞」を受賞しました。
受賞した概要は以下の通りです。

【タイトル】
閉塞性機序による呼吸イベントの前兆検知に寄与する生理指標の探索

【受賞日】
2025年6月7日
(本年度の第64回日本生体医工学会大会のポスター発表に対する受賞)

【発表概要】
上気道の閉塞による睡眠時無呼吸イベントの前兆を検知できれば、その病態理解が深まるだけでなく、auto-CPAPなどの対処療法への応用が期待できる。本研究では、呼吸イベントの前兆検知に寄与する生理指標として提案された7種類の生理指標の精度比較を行い、前兆検知に有効な生理指標を同定することを目的とした。呼吸イベントの直前区間と正常な呼吸が継続した区間との間の判別分析を行った。その結果、判別精度が他よりも高かった生理指標は、オトガイ筋筋電図の振幅指標と気流鼻圧の振幅変調指標であった。