2025.03.05.
ジャパンラグビーリーグワン チーム加⼊記者会見を実施

3月3日(月)、西宮上ケ原キャンパスでラグビー部 リーグワンチーム加⼊記者会見を実施しました。記者会見では各選手へのインタビュー、クロストーク、報道関係者からの質疑応答を行いました。司会は大学時代にラグビー部のマネジャーをした経験もある、フリーアナウンサーの有働文子さんが務めました。

<写真右から> 松本 壮馬(マツモト ソウマ)浦安D-Rocks/平生 翔大(ヒラオ ショウダイ)東京サントリーサンゴリアス/川村 祐太(カワムラ ユウタ)レッドハリケーンズ大阪/ 黄 世邏(ファン セラ)NECグリーンロケッツ東葛/山本 快(ヤマモト カイ)クリタウォーターガッシュ昭島

インタビューでは、各選手が「チームの印象」「大学とプロの違い」「自分の武器」「今後の目標」などを順番に語りました。

松本選手:「外国人選手が多く在籍するチームでプレーするのは新鮮。リーグワンと大学とではフィジカル面が大きく異なるが、スピードやスキルは通用した。自分の武器であるタックルとゲーム理解を発揮して、勝利に貢献していきたい」

平生選手:「チームはファミリーのように温かく、オンオフがはっきりしている印象。スクラムやセットプレーで活躍していきたいし、グラウンドの外でも信頼される選手になって、ラグビーワールドカップ2027日本代表になりたい」

川村選手:「最近のラグビーはキックを多用する。自分の武器である正確なキックやロングキックでエリアを獲得して勝利に貢献することが目標。チームのために体を張ることができる選手になれれば」

黄選手:「リーグワンは自分たちより一回り以上大きい選手が多くいる。不安もあるが、プレーするのが楽しみ。プロップとしてこだわってきたスクラムは自信がある。チームの代名詞になるような選手を目指したい」

山本選手:「社業を特に大切にするチームへ加入する。切り替えが大切だと思うが、学生時代から学業と部活を両立してきた。ボールを持ったらワクワクするような選手になりたい。ルーキーらしく、仕事やプレーにフレッシュさを持って一生懸命取り組む」

その後、会見はクロストークに移行。司会の有働さんから関西学院のスクールモットーMastery for Serviceがラグビー部の活動のなかでどう活かされているか聞かれた山本選手は、例としてラグビー部が毎年開催している関西学院ラグビーカーニバルを挙げました。「このカーニバルでは、地域の小学生向けラグビーチームを招待してラグビースクールを実施したり、関西学院初等部・中学部・高等部・大学のラグビー部で試合をしたりする。自分もそこで体験して、関西学院に入学したいと思い、いまでは教える側になった。地域貢献という意味でも、Mastery for Serviceの良い例だと思う」と話しました。

また、ラグビー部の特色でもある縦のつながりについて聞かれた川村選手は、「ラグビー部には『ファミリー制度』があり、学年が混在した10数の班に分かれて、ウェイトトレーニングをしたり朝食をとったりする。この制度の存在もあり、つながりを強いものにすることができている」と話しました。 さらに、一定の単位数を取っていることが試合出場の条件であることについて聞かれた黄選手は、「学業と部活の両立は大変で、授業によっては専門的で難しいものもある。しかし、自分の得意分野を活かして周りと支えあうという意味では学業もラグビーも同じ。仲間とともに乗り越えることができた」と学生生活を振り返りました。 学生主体でのチーム運営について聞かれた松本選手は「細かい練習メニューは学生自身で考えているし、試合中のサインなども自分たちで決める。だからこそ、自分で考えられる選手が育ち、監督がグラウンドにいないというラグビー独特の状況の中で、選手がそれぞれの強みを発揮できるのだと思う」と話しました。 お互いの選手としての印象を語るコーナーでは、平生選手が10年間一緒にともにプレーしてきた山本選手を「食事管理や練習面でとてもストイック。ランやプレスキックに秀でており、対戦すれば脅威になると思う」と評するなど、これからもライバルとして切磋琢磨していくことを感じさせるコーナーになりました。

その後、メディアからの質疑応答、写真撮影を経て、記者会見が終了しました。 今後、日本のラグビー界で活躍していくことが期待されます。