2024.12.16.
国連ユースボランティア20周年記念シンポジウムを開催しました
11月30日、西宮上ケ原キャンパス大学図書館ホールとオンラインの同時開催で、「国連ユースボランティア20周年記念シンポジウム」を開催しました。大学図書館ホールで55名、Zoomで65名、登壇ならびに運営者17名が参加しました。

国連ユースボランティア(以下、UNYV)プログラムは、国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づくアジア初のプログラムです。関西学院大学が2004年に「国連大学生ボランティア」として海外への派遣を開始したのが始まりで、2013年に名称を変更し、「国連ユースボランティア」となりました。参加者はアジア、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどの国連機関で約5カ月間のボランティア活動を行い、過去20年間で約200人の学生を海外に派遣しています。2024年現在、関西学院大学を基幹校とし、国内3大学(明治大学、明治学院大学、立教大学)と連携して実施しています。

シンポジウムは、関西学院大学 成田靜香 副学長(国際連携機構長)のご挨拶、国連ボランティア計画(UNV)トイリー・クルバノフ事務局長、国連開発計画(UNDP)ハジアリッチ秀子 駐日代表のビデオメッセージで幕を開けました。続いて、関西学院大学「国連ユースボランティア」派遣日本訓練センター 村田俊一 センター長、国連ボランティア計画(UNV)櫻井亜沙子 パートナーシップ構築専門官らが登壇し、過去20年間のUNVプログラムの軌跡を振り返りました。続いて行ったパネルディスカッションでは、立教大学 国際化推進機構 グローバル教育センター 髙井明子 特任准教授らの司会進行のもと、現在UNYVとして活動している学生たちがオンラインで参加し、現地での活動についての情報を共有し、UNYVでの活動をする中で「大学生だからこそ果たせる役割」等について対話しました。
次に、現在、国際的に活躍する元UNYV派遣生らを招き、関西学院大学 「国連ユースボランティア」派遣日本訓練センター關谷武司 センター副長の司会で、2回目のパネルディスカッションを行い、UNYVの経験とキャリアとの繋がり等について語り合いました。その後、シンポジウムは村田俊一 センター長の閉会の辞で幕を閉じました。閉会後、参加者たちはキャンパス内のフジタ・グローバルラウンジに移動し、懇談会を実施。懇談会には一般参加者33名、登壇ならびに運営者17名が参加し、UNYVについての理解を深めました。関係者一同、これまでのUNYVプログラムの意義と今後の可能性を考える貴重な機会となりました。

当日の録画データは、関西学院大学 国際教育・協力センター(CIEC)公式YouTubeで公開しています。
Part1(開会挨拶/国連ユースボランティア20年の歩み/派遣中学生とのパネルディスカッション)
Part2(卒業生パネルディスカッション/閉会挨拶)