2024.12.10.
近本光司・選手らが本学学生を表敬訪問
阪神タイガースの選手で、一般社団法人LINK UP理事の近本光司さんと、LINK UP代表理事の石井僚介さんが12月4日、「子ども夢応援プロジェクト」に協力した本学学生たちを表敬し、西宮上ケ原キャンパスを訪問しました。
近本選手はこれまでに行ってきた離島での地域活動を継続的に実施できるよう、2024年4月に一般社団法人LINK UPを設立。その活動の一環として、離島の子どもたちを兵庫県に招いて様々な経験を提供する「子ども夢応援プロジェクト」を計画し、近本選手の母校である関西学院大学の人間福祉学部社会起業学科・柴田ゼミと競技スポーツ局(KGAD)の学生たちがサポートを行ってきました。
子どもたちに喜んでもらおうと、学生たちはゲームやスタンプラリーなどの様々なイベントを考案し、準備を進めてきました。8月に淡路島と沖永良部島の子どもたちを招いて2泊3日のプログラムを実施する予定でしたが、台風10号の影響により中止に。しかし関係者の思いが実を結び、9月29日に淡路島の子どもたちを招待しての代替企画が実現しました。淡路島の子どもたちはまず西宮上ケ原キャンパスを訪れ、キャンパスツアーやスタンプラリーを楽しみました。その後、阪神甲子園球場で近本選手と交流し、同日の阪神タイガースvs横浜DeNAベイスターズの試合を観戦しました。
このたびの表敬訪問で近本選手は学生たちの頑張りを労うと、「自分を育ててくれた淡路島、兵庫県への感謝の思いから、地域貢献、社会貢献に持続的に取り組むためにLINK UPを設立した」とこれまでの経緯を紹介。そして「社会人を続けていると、誰かのため、社会のために何かをしたいという思いが強くなってくる。その思いのベースには、関学で育んだMastery for Serviceの精神がある」と学生たちに語りかけました。石井さんは「子どもたちに一方的に体験を与えるのではなく、学生と一緒に取り組むことで皆が勉強になり、子どもたちにとっても良い経験になると考えた。島の子どもたちに本物を見せてあげたいという願いが叶った」と話しました。
プロジェクトに参加した社会学部2年生の齋藤彩乃さんは「子どもたちのキラキラした笑顔を見ることができて、貴重な体験ができた」と振り返りました。
関西学院大学は引き続き、LINK UPの「子ども夢応援プロジェクト」を支援したいと考えています。