2024.10.01.
KGU-Indiaフォーラムを開催しました
9月13日、関西学院会館でKGU-Indiaフォーラム「関西における産官学連携を通じた日本とインドの未来」が開催されました。森康俊学長がオープニングの挨拶を行った後、特別ゲストであるシビ・ジョージ駐日インド大使が「インド太平洋:二つの海の融合」と題した基調講演を行いました。シビ・ジョージ駐日インド大使は日本とインドの海洋関係の重要性を強調し、特に地域の航路保護のために協力すべきだと述べました。また、インドと日本の特別戦略的グローバルパートナーシップについて話し、もっと多くの日本人がインドを訪れるよう奨励し、両国の教育機関とのつながりを強化する必要性について語りました。
基調講演の後、サクティ・クマール教授(日本インド科学技術教育協会会長、東洋大学教授)が協会の活動の歴史を概説し、関西地域の新しい支部メンバーを紹介しました。 その後のパネルディスカッションでは、マニシュ・ビヤニ 理工学研究科教授がモデレートを務め、「関西における産官学連携を通じた日本とインドの未来」と題して、産官学それぞれの代表者が登壇しました。政府関係からは、ヤシャワント・デーブ・パンワール参事官(インド大使館科学技術参事官)、T・ムトゥベラン氏(インド日本商工会議所)、西川裕二氏(日本科学技術振興機構さくらサイエンスアドバイザー)が、特に関西地域での協力方法について意見を交換しました。企業関係からは、飛永勝也氏(東邦インターナショナル)、アビナブ・ワドワ氏(亀田製菓、本学IBA修了生)が、国際的な人材活用を目指す企業の立場から意見を述べました。
大学関係からは、藤原伸介 生物環境学部長と児島幸治 教務機構長補佐・国際学部教授が、留学生への良い言語教育を提供する必要性について語り、インドからの学生が日本社会に溶け込み、卒業後に向けての就職活動がよりスムーズにできるようにする必要性について述べました。パネルディスカッション終了後、交流会が開かれ、藤原明比古 工学部教授がフォーラムを締めくくりました。参加者が各分野との連携の重要性やインドの教育機関と関西学院大学の交流の将来的な発展について考える機会となりました。